September 29, 2012
ブラチスラヴァの次に向かったのはオーストリアの首都ウィーン。モーツァルトやベートーヴェンをはじめ、数多くの作曲家たちが活躍したことで有名な町だ。そんな「音楽の都」ウィーンで、柄にもなくモーツァルトのオーケストラコンサートを鑑賞してきた。(*写真はコンサート会場の楽友協会)
ウィーンまではブラチスラヴァから毎時出ているバスで、たったの1時間。料金は7.2€だった。
メトロを乗り継いで、予約した宿のあるヒュッテルドルフ駅へ向かう。
宿は「Hostel Hütteldorf」というユースホステル。Wi-Fi、朝食付きのドミトリーで一泊16€。町の中心までメトロで20分くらいかかるので立地は良くない。
チェックインを終え、早速ウィーンの旧市街へ向かう。町の中心にそびえ建つのはウィーンのシンボル「シュテファン寺院」。12世紀に着工され、300年もの歳月をかけて完成したオーストリア最大のゴシック教会。寺院の塔では世界3位の高さを誇るという。
シュテファン寺院の周りは人でいっぱい。
シュテファン寺院から南へ続くケルントナー通りは、レストランやブランドショップが立ち並ぶ歩行者天国になっている。ここも人通りが多い。あ、そうかこの日は日曜だった。
そろそろ寒くなってきたので、H&Mに駆け込んで服を購入。これで防寒対策は万事OK
国立オペラ劇場。オペラは立ち見だと、わずか3ユーロで観ることができるという。安い!
早速、チケットを購入しようと、劇場の周りにいるコスプレおじさんに尋ねてみると、短パン姿では入場できないと言われる。しまった、ドレスコードってやつか… 着替えて来ようかと思ったが、宿まで戻るのも面倒だし、オペラ鑑賞は諦めることに。
すると、今度は別のコスプレおばさんが現れ、コンサートなら短パン姿で鑑賞しても問題ないと教えてくれた。というわけで、今夜行われるモーツァルト・コンサートのチケットを購入。一番安い席で25€だった。
コンサートの時間まで町をぶらつくことに。写真はブルク公園と新王宮。
ウィーンの公園には有名な音楽家や作家たちの像があちこちにあるが、なかでも有名なのはこの方。そう、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトさんの像だ。キマってるね。
ちなみにモーツァルト像の手前の花壇はト音記号の形になっている。
こちらは市立公園の手前にあるベートーヴェン像。トイレの最中ですかね。
ウィーンの町を歩いていると、至る所でトランペットやバイオリン、アコーディオンなどの路上ライブを見かける。さすが音楽の都。
さてさて、夜も8時になったので、モーツァルト・コンサートの会場である「楽友協会」へ向かうことに。
わぉ、キレーな内装。ていうかみんな正装してるじゃん… なんこの格好の差は。本当に短パンで鑑賞してもいいのだろうか?
地下に行ってみると軽食のレストランがあった。みんな黒のスーツでビシッと決めて、ワインなんか飲んだりしてオシャレだな〜
うまそうだ…
購入したチケットは2階席の左側の2列目。そろそろ席へ向かおう。
ホール内は、いくつものシャンデリアが吊るしてあって豪華絢爛。今になって短パン姿が恥ずかしく思えてきた。
このホールはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地でもあり、1870年に建てられたという古い歴史を持つ。ちなみに、のだめカンタービレの撮影ロケ地としても使用されたらしい。
そしていよいよコンサートがスタート。満員御礼ってわけでもなかったので、空いていた1列目の席で鑑賞。
オーケストラのメンバーは、全員がモーツァルトのコスプレをして演奏。
演奏はオーケストラだけではなくオペラもあってかなり充実。といってもオーケストラのコンサートなんて生まれて初めて行ったんだけどね。
10曲くらい演奏が行なわれたが、聴いたことのある曲は半分以上あり、曲名すら知らないクラシック初心者の自分でも全然楽しめる内容だった。25ユーロ払った価値は十分にあったね。
コンサートは2時間に及び、盛大な拍手とともに幕を閉じた。ヨーロッパの町並みに飽き、旅のモチベーションが少し下がっていた今日この頃だったが、コンサート鑑賞を終えたあと、なんだか妙にテンションが上がってきた。宿への帰り道なんか、さっき聴いたばかりのモーツァルトの曲を鼻歌で唄ったりなんかして…
いや〜音楽の力って素晴らしいですね。と、改めて思ったウィーンの夜だった。
タグ: Accommodation, Amusement, World Heritage
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