September 22, 2012
ブルガリア最大の修道院で、ブルガリア正教の総本山である「リラ修道院」。かつてオスマン朝に支配されていた時代、この修道院は人々の信仰を支え続けたブルガリア人の心のよりどころでもあった。そんなブルガリアの世界遺産「リラ修道院」を訪れた。(*写真は聖母聖堂)
リラ修道院へは、まずホステル・モステルの前から出ている5番トラムに乗り、9つ目のオフチャ・クペル駅で下車。誤って逆方向のトラムに乗らないように。
駅のすぐ目の前にあるバスターミナルから、10時20分発のリラ行きのバスに乗り込む。料金は11BGN(約550円)。バスは一日一便のため、これを逃すともう行けない。
リラ修道院には13時過ぎに到着。この日はあいにくの大雨。標高も若干高いので、ものすごく寒い!
門をくぐりぬけると、目の前にはストライプ模様の異質な建物が…
修道院の中央に位置するこの建物は「聖母聖堂」と呼ばれる教会。まーなんともポップでハデハデしい教会だこと。
聖堂のしましまアーチをくぐると、壁一面に描かれた美しいフレスコ画が目を引く。
フレスコ画は、聖書にまつわる物語や、この地方における様々な時代の生活の様子が描写されている。それにしても、どのフレスコ画も鮮やかなタッチだ。
最後の審判を描いたフレスコ画。
悪魔と戦う大天使ミカエル。
どなたかお亡くなりになられたようです。
なんじゃこの人の数は!気持ち悪っ
この壁面にはコマ割りのように物語がずらーっと描かれているようだ。
悪魔をこらしめる天使たち。
悪魔が登場するシーンはまさに地獄絵図のよう。
悪魔に呪われてるシーンでしょうか。口から何か出てますよ、奥さん。
天井にもフレスコ画がびっしりと描かれている。
天井に描かれた聖母マリア様。
ジーザス・クライスト!
聖堂内も外壁と同じく壁や天井一面にびっしりとフレスコ画が描かれていた。撮影は禁止だったが、外からならOKってことで望遠でパチリと。
聖母聖堂を取り囲んでいる僧院部も、特徴的なストライプ模様のアーチだ。
ちなみに観光客でもここに宿泊することは可能らしい。
僧院から眺めた聖母聖堂。
聖母聖堂の横に建つのは「フレリョの塔」。リラ修道院は1833年の大火で古い建物はほとんど焼けて消失してしまったが、この塔だけは14世紀に建てられた当時のまま残っているという。
昼飯は修道院の裏口にある行列のできる揚げパン屋さんへ。
一個0.5BGN(約25円)なり。粉砂糖を振りかけて食べる。味は…うん、ドーナツだね。
という感じであっという間に2時間が過ぎ、修道院巡りは終了。帰りも一日一便しかない15時発のバスに乗り込み、無事ソフィアへと帰還した。
タグ: Gourmet, World Heritage
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