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世界遺産 プレア・ヴィヒア寺院

February 29, 2012

2008年にカンボジアで2つ目の世界遺産として登録されたプレア・ヴィヒア寺院。タイとの国境付近にあり、最近まで遺跡の所有権争いで問題となっていた遺跡だ。4年前は両軍が交戦中でとても行ける状況ではなかったが、現在は訪問可能になったということで行ってみることにした。
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出発は朝5時。ベンメリアツアーで一緒だった旅人と今回も参加の募集をかけたところ、2日間で10名の参加者が集まった。一人で行った場合200ドル近くかかるところ、一人当たり21US$で行くことができた。
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シェムリアップから4時間程でプレア・ヴィヒア手前のチケット販売所に到着。ここでまさかのパスポートの提示が求められた。一応携帯していたのでよかったが、参加者のうち3名は宿に置いてきたという。少し気まずい空気が流れる…ここまで来て終了か?!と思いきや、クレジットカードの番号を控えるだけでよかったり、パスポートの旅券番号を覚えていれば持ってなくても大丈夫だったりと、かなりアバウトだった。そして、ここから山道のため、専用のピックアップトラックに乗り換える。
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20分程で標高約500mの山頂にあるプレア・ヴィヒアの入口に到着。歩いて遺跡の奥地へ向かう。
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2000リエル紙幣の図柄にもなっている第一塔門。
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遺跡のまわりにはカンボジア兵が徘徊していて物々しい雰囲気。するとドライバーがタバコ1カートンを持ち出し、兵士ひとりひとりに配っているではないか。いわゆる賄賂だ。こうでもしないと遺跡に入ることはできないのだろうか。自分も1ドルくらい兵士に払えとドライバーに促されたので、彼の持っていたタバコを一つ盗り、兵士に渡した。すると今度は近くにいたガイドらしき女性がその瞬間をカメラに収め、5,000リエルで買わないかと話を持ち掛けてきた。この写真をマスコミにばらまかれたら、もうタイには入国できないのかもしれない…一瞬そう思った…(--;
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兵士の中には軍服を着た子供たちも混じっていた。彼らも兵士なのだろうか?
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長い参道を行くと、第二塔門へと抜ける。実際に歩いてみると思った以上に大きな遺跡ということが分かる。
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第二塔門から再び長い参道を歩き、第三塔門から東へ行くとタイ側の陣地を見渡すことができる。
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兵士たちも望遠鏡でタイ側を偵察中。
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塔門の上部等に頻繁に登場するカーラのレリーフ。
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だらけきった兵士たち。ひまそうだなぁ(--;
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中央祠堂内は破壊されたままの状態で残っている。
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中央祠堂を抜けるとクライマックスの断崖絶壁に到着。ここからカンボジアの広大な大地を見渡すことができる。
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確かに絶景だったが、雨期なら緑が生茂ってもっと美しいという。ツアー参加者のうち、平成世代の若者たちは舞い上がって崖の近くで危険な撮影に励んでいた。一方、自分も含め80年代組は、ただただ遠くを見つめ、それぞれの思いに耽っていた…。若さっていいな(--)

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