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青蔵鉄道でチベットへ

April 23, 2012

成都からラサまでは2泊3日の列車の旅。ラサ行きの直行便は10日先まで予約でいっぱいだったため、西寧経由の便でラサへ向かうことにした。(*写真は青蔵鉄道を走る寝台列車)

出発前夜は、最後の成都を満喫しようと、チベットメンバーとシムズの旅人たちと一緒に晩飯を食べに麻婆豆腐発祥の店「陳麻婆豆腐」へ。

本場四川の麻婆は異常な辛さ。唐辛子の辛さというより、どちらかというと山椒の辛さが強力な感じだった。まぁ美味しかったけどね。

翌日、シムズのスタッフに見送られながら宿を出発し成都駅へ。寝台列車に揺られること25時間、昼1時頃に西寧に到着。

ラサ行きの発車まで6時間程あるので西寧駅周辺をぶらついて時間つぶし。予備のため薬局で高山病の薬を25元(約320円)で購入。黄龍に行く途中にあった薬局では同じ薬が100元だった。ぼり過ぎだろ…

出発時刻になりターミナルへ。入口で切符とパスポート、そしてパーミットのチェックを行なった後、中に入ることができた。

これがパーミット(入域許可証)のコピー。これがないと列車には、ほぼ確実に乗れないだろう。闇バスを利用するなら別の話かもしれないが、それでもチベットへの入域チェックは年々厳しくなってきているみたいだ。

結局、ラサ行きの列車は1時間半遅れで出発。そして20分もしないうちに消灯。早いよ…

朝目覚めると窓の外には雪原の山々が広がっていた。

車内の様子。中国の普通列車と同じ三段ベッドだが、クオリティは若干高め。

現在列車が走っている所の高度や気圧などはリアルタイムで表示される。現在海抜4344mを走行中。

車内の通路や各ベッドには酸素を吸引するための吸気口が備え付けられている。これで高山病も安心?かと思いきや、またしても高山病の兆候が…(--;

ちなみにこれが食堂車。VIP専用?なのか、入ってくるなと追い返された。

車内ではメンバー同士や同室の中国人たちと一緒にジェンガやトランプをして暇つぶし。

車窓から見えたヤクの群れ。

西寧出発から22時間後、ラサ駅に到着。

やはり駅の出口でも公安によるパーミットチェックが行われていた。成都にいる間、もう一人の旅人と一緒にノーパミで行こうと考えたこともあったが、その数日前にシムズからノーパミでラサに向かった日本人パッカーがゴルムドまで行ったにも関わらず、パーミットがないためにラサ行きのチケットを駅で買うことができず、成都まで追い返されるという連絡があった。それを聞いて僕らはノーパミ入国を諦めた。

最後の悪あがきで成都駅に行き、西寧〜ラサの切符を直接買おうとも試みたが、やはり駅員にパーミットの提示を求められ買うことはできなかった。まぁ切符が買えたところで、中国人に変装しない限り、駅において公安のパーミットチェックが入るだろうからノーパミ入国は難しいと思われる。

パーミットのチェックを終え、やっとこさラサの地を踏みしめる。写真は拉薩駅。

ガイドと合流し、とりあえず宿探し。

ラサ市内は夜9時前にも関わらずこの明るさ。宿は北京東路沿いの東措青年旅舎に決定。6人部屋ドミトリーで一泊一人35元(約450円)だった。この日メンバーのうち、自分を含む♂3人は、下痢を伴う高山病にかかってしまった。

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