August 01, 2012
ムンバイの空港を発って約5時間。人生で一度は行ってみたかった国のひとつエジプトに到着した。ビザの関係でパキスタンに入国できず、飛行機を利用することになってしまったが、ようやく中東までやって来れた。この地からロンドンへ向けて再び陸路の旅が始まる。(*写真はギザのピラミッドとスフィンクス)
エジプト入国にはビザが必要だがアライバルでもOKで、空港内の銀行にてビザシール(15US$)を購入するだけ。空港から市内へは、まずシャトルバスで5分のバスターミナルへ移動し、そこからカイロ市内の中心であるタフリール広場へと向かった。料金は2ポンド(約26円)、所要約1時間だった。
初日は宿でゆっくりし、翌日かの有名な「ギザの三大ピラミッド」へ。飛行機で一緒だった大学生2人と一緒にタクシー(片道一台24EGP)で向かったのだが、降ろされた場所がチケット売場から数キロ離れたラクダ乗り場。着いて早々エジプト人に騙された。しつこく声を掛けてくるキャメルドライバーを振り切り、30分ほど歩いてようやくチケット売場に到着した。
ギザのピラミッドは3つあり、そのうち一番大きいのが高さ147mのクフ王のピラミッド。特にこのピラミッドの周辺には観光客を騙そうとするキャメルドライバーや警官が多くてウザい。「自分の写真を撮ってくれ」と言われたので撮影したら金を要求されたなんてよくある話。
子供も同様。チップの要求があまりにもしつこいので、無視していたら「Fuck you!!!」って言われた…
チャレンジャーあらわる!ピラミッドに登っちゃだめだよ〜
あとで警官にこっぴどく叱られていました。
続いてこれが2番目に高いカフラー王のピラミッド。ピラミッドはどれも外装用の化粧岩で奇麗に覆われてあったらしいが、ほとんどが盗まれてしまい、今ではこのピラミッドの頭頂部に残っているのみ。完全なるピラミッドを見てみたかったな。
そしてこれが3つのうちで最も小さいメンカウラー王のピラミッド。遠くからだと小さく感じるが、近くで見ると意外と大きかったりする。
遠くに見えた砂漠のキャラバン隊。向こうはもうリビア砂漠だ。
ピラミッドといえばやっぱりスフィンクス。昔は鼻と長いあごひげがあったらしいが、削ぎ落されてしまったらしい。
噂通りスフィンクスが見つめるその先には、KFCとピザハットがあった!
ピラミッドを一通り見て回った後、クフ王のピラミッド内部に入ってみることに。料金は100EGP(約1,300円)。内部は撮影禁止なので写真はないが、長い階段を登って行った先に大きな石の棺が置いてあるだけの簡素なものだった。
午後からはエジプト考古学博物館へ。残念ながら中は撮影禁止だったが「ツタンカーメンの黄金のマスク」と「ミイラ室」だけでも一見の価値があった。しかし、なによりも一緒に行った大学生が、あの早稲田大学名誉教授でエジプト考古学の第一人者である「吉村作治」を知らなかったのが衝撃だった。「世界ふしぎ発見にたまに出てくる、ちょびひげのおっさん」と説明しても通じない。あと、エジプト人が声をかけてくる時によく言う「ヤマモトヤマ」というフレーズも知らない。あ〜おっさんになったんだな俺も…
現在、エジプト(イスラム教徒)はラマダン期間中で、早朝4時の朝食以降は日没まで飲食厳禁。カイロ市内ではほとんどのレストランが閉まっていて、開いているのはマックぐらい。そういやエジプトにはデリバリーマックってもんが存在するんだね。
夕方になるとマックは大勢のエジプト人で溢れかえるが、全員何も食べずただ席に座っているだけ。そして日没寸前になると、一斉に全員が注文しに行くのだ。ムスリムの国じゃないとなかなか見れない面白い光景だった。写真はエジプト限定メニューのマックアラビア。久々の牛肉!ボリューミーでめちゃくちゃ美味しかった。
タグ: Gourmet, Visa, World Heritage
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