August 02, 2012
エジプトにはギザのピラミッドのほかに、サッカーラの階段ピラミッド、ダフシュールの屈折ピラミッドなど、様々な形のピラミッドが存在する。せっかくエジプトまで来たんだから、これらのマイナーなピラミッドも巡ってみることにした。(*写真はサッカーラの階段ピラミッド)
まず最初に向かったのはダフシュール。ここには「赤のピラミッド」と「屈折ピラミッド」と呼ばれるふたつのピラミッドがある。これらはクフ王の父、スネフェル王のものとされている。写真は赤のピラミッド。赤っぽい石が使われているのでそう呼ばれている。
赤のピラミッド内部は入ることが可能。すでにチケットは購入しているので払う必要はないはずだが、入口でチップを要求される。
玄室までは急な階段を下って行く。クフ王のピラミッドの階段もキツかったけど、今回は筋肉痛になった。歳だな…
玄室には岩が散乱しているだけ。そして化学薬品臭い。塩酸の臭いだなこれは…
そしてこれが屈折ピラミッド。なぜ屈折しているのかというと、石を積み上げて行く過程で、角度が急勾配過ぎて石の重さを支えきれなくなったためだと推測されている。屈折ピラミッドは砂漠の真ん中にあるため遠くから見るだけ。歩いて行けないこともないが、現地の人に「危険だから行っちゃダメ」と注意された。盗賊でも出るのかな。
続いてメンフィスへ。ここはかつて古代エジプト古王国時代の首都として栄えた場所。今では廃墟と化しているが、中庭にあるスフィンクス像の保存状態は美しい。ちゃんと鼻もあごひげも付いてるし。
棺に刻まれた象形文字ヒエログリフ。エジプトっぽいなー。
メンフィス博物館に展示されているラメセス2世の巨像。
土産物屋の猫の置物。撮影しただけなのにしつこく金を要求してきた。もうエジプト人にはうんざり。今思えばインド人の方がまだマシだった…
続いて向かったのはサッカーラ。エジプトでのピラミッド建設の第一歩をしるしたといわれるジォゼル王の階段ピラミッドがあることで有名な場所だ。
ピラミッドの周りには、祭殿や柱廊などの建造物が残っている。これらの複合建築を総称して「ピラミッドコンプレックス」と呼ぶらしい。
柱廊の入口。
ウナス王のピラミッド。ほとんど崩れかけの丘のようになっている。
コブラの装飾壁と階段ピラミッド。
階段ピラミッドや屈折ピラミッドなど、こうしたピラミッドの建築技法の試行錯誤を経て、ギザのピラミッドのあの美しい四角錐の形が生まれたという。それにしてもあんなデカいピラミッド、どうやって造ったんだろう…
最後にカイロ宿情報。今回泊まったのは、日本人宿として有名なスルタンホテルやサファリホテルと同じビル内にある「ベニス細川家ホテル」。5人部屋のドミトリー(朝食付き)が、Wi-Fi利用可で35EGP(約450円)。部屋は清潔で自炊可能なキッチンまである。そして一番のポイントは全室エアコン付きということ。クーラーのある部屋で1日過ごすとやばい。1日で出るつもりが、居心地が良すぎてつい4日も滞在してしまった。ドミにしては若干高めかもしれませんが、かなりオススメです。ちなみにシングルは95EGP(約1,200円)〜でした。
タグ: Accommodation, World Heritage
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