ビールの祭典オクトーバーフェスト

October 01, 2012

プラハの次に向かったのはビールの産地として知られるミュンヘン。毎年9月から10月にかけて世界各地で開かれるビールの祭典「オクトーバーフェスト」は、ここミュンヘンがオリジナルであり世界最大の規模を誇る。そんなビール好きにはたまらない、ミュンヘンのオクトーバーフェストに行ってきた。

ミュンヘンまではプラハから列車で約6時間。料金は57€。ついにビールの国ドイツにやってきた〜！

オクトーバーフェストが開催中のこの時期、ミュンヘンの宿は異常なくらい高騰する。探した中では一番安くても30€（約3,000円）。しかも仮設テントでだ。一般のホステルのドミだと50€は下らない。というわけで、今回初めてカウチサーフィンを利用してみることに。お世話になったのはミュンヘン在中のドイツ人「クリスチャン・ワイズマン」さんのお宅。

教えてもらった住所をたどり、ワイズマンさんの家に着くと、彼は「Welcome！」と言い、いきなりビールを差し出してくれた。そして部屋に案内され、バスタオルと家のカギ、そして自転車のカギまで渡してくれた。なんなんだこの人は！聖人か？！ちなみに、ワイズマンさん家はWi-Fiも使えて超便利だった。

2日目の朝なんか、朝食まで用意してくれていたり、ほんとに親切な方だった。ほとんど素性を知らない人の家に行ってタダで泊めてもらうなんて、そんなのねーだろと思ってたけど、使ってみると思いのほかカウチサーフィンって便利。うまく使いこなせば、高い宿泊費を一切使わずにヨーロッパ中を駆け巡るのも夢じゃない。

さて、寝床が決まり、早速オクトーバーフェストのある会場へ向かおうとすると、ワイズマンさんが地下鉄のチケットをくれた。そこまでしてくれるなんて…マジ感謝！そして会場の最寄り駅では、今年4月にチベットを共に駆け抜けた仲間たち2人と約5ヶ月ぶりの再会を果たす。みんな真っ黒に焼けたな〜

再会を祝して早いとこ乾杯したい我らは、ビールを求めて会場をさまよう。どうやら会場内は、地ビールの銘柄ごとに6つのテントに別れているようだ。

とりあえずワイズマンさんに勧められたビール「アウグスティーナブロイ」のテントへ行ってみることに。

うわーものすごい数の人だ。

探せども探せども空席が全く見つからない。あったとしても予約席ばっかだ。

いいなー！俺たちも早く乾杯したい！！

「アウグスティーナブロイ」は諦めて別のテントに行ってみる。だが、やっぱり席は見つからない。人多すぎ…

ウェイトレスのねーちゃんも大変そうだ。ちなみにビールは一杯10€（1リットル）。

そして3軒目のテント「ホフブロイハウス」へ。座席はなかったが、立ち飲みの席をなんとか確保！席を探すだけで結局1時間半近くもかかった。

「アインプロ〜ジット♪ アインプロ〜ジット♪」というドイツ式の乾杯音頭が流れると、会場にいるみんなのテンションは最高潮に。

アインプロージット！！（乾杯！！）

立ち飲みの席では、名前も知らない何人もの外国人と乾杯。やばい…楽しすぎる！

女の子もお立ち台でビールぐいぐい。

イタリア人のおばちゃんもテンション上がってます。

ダンディーなオランダ人のおっちゃん。

とにかく陽気なオーストリア人。

女の子を見かけるとすぐナンパを仕掛けるスペイン人。

いくら世界各地で開かれるオクトーバーフェストといえども、本場ドイツのミュンヘンじゃないとここまで多国籍の人とは乾杯を交わせないだろう。「ビールで世界は一つになれる！」そんな風に感じたミュンヘンのオクトーバーフェストだった。