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温泉天国ハンガリー

September 26, 2012

世界でも有数の温泉大国であるハンガリー。首都ブダペストには、歴史のある温泉施設が数多く点在しているという。ここまで来たら行かないわけにはいかないでしょう!というわけで、無類の銭湯好きであるこの私が、自らブダペストにある5カ所の温泉を巡ってきた。(*写真は夜に煌めく国会議事堂)
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ブダペストにはベオグラードから列車で約8時間半。料金は1,770RSD(約1,560円)。宿は有名な日本人宿「アンダンテ・ホステル」。ここに泊まったのは、ハンガリー以降の中欧の地球の歩き方を読みたかったから。しかし、この日は節操のない日本人が数人泊まっており、夜中の2時頃まで騒がしくてなかなか寝れなかった。管理人さんも相当イラついてたようだ。歩き方が読めたのは良いが、15€も払って泊まるべき所じゃなかった…
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翌朝、1泊8.8€で朝食付きの「BLACK SHEEP HOSTEL」という宿に移動。写真は1階にあるBAR。
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宿自体は5階にある。Wi-Fiも使えて、すごく清潔感のある宿だ。
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本来なら翌日の朝から朝食が付くはずなのだが、サービスで今日から食べてもOKという。ラッキー♪ 朝食は食べ放題のビュッフェ形式。市販のヨーグルトが食べ放題ってのは嬉しい。
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さて、ちゃんとした寝床も決まったことだし、早速、温泉巡りにLet’s go! まずは英雄広場(*写真)からほど近い「セーチェニ温泉」へ。
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ここはヨーロッパでも最大級の規模を誇る温泉施設で、観光客だけじゃなく地元民にも人気が高いらしい。内装は、まるでどこかの教会みたい。と思ったら入口は反対側だった。
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入浴料は3,400HUF(約1,200円)。屋外には、26〜38℃と湯温の異なる温泉プールが全部で3つある。ちなみにハンガリーの温泉は基本的にどこでも水着の着用が義務づけられている。
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湯温は最高でも38℃なので、熱めのお湯が好きな自分にとっては、あまり温泉とは思えなかった。
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セーチェニ温泉名物「風呂チェス」を楽しむ人たち。
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服を着て外に出ようとしたら、屋内にも温泉があることに気づく。が、もう一度服を脱ぐのがめんどうだったので入るのは諦めた。屋内には温泉が2つとサウナ室がいくつかあった。というわけで個人的な評価は以下の通り。

【セーチェニ温泉】
・雰囲気:★☆☆
・設備 :★★★
・コスパ:★★☆
・泉質 :★★☆

一人で行くより友達とかと一緒に行った方が楽しいかも。
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続いて向かったのは、自由橋のブダ側のたもとにある「ゲッレールト温泉」。温泉に向かう途中、庶民の台所「中央市場」に立ち寄ってみる。
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中は結構な広さ。
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八百屋さんのカラフルなパプリカ。ちなみにハンガリーはパプリカを使った郷土料理が多い。
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そしてハンガリーで忘れてならないのがフォアグラ。1kgが5,500HUF(約1,900円)。誰かとシェアして宿で焼いて食べようかと考えたが、シェアする相手がいないので諦めた。
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さて、市場を物色し終え、いよいよゲッレールト温泉へ。温泉はこのホテルの中にある。
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入浴料は4,100HUF(約1,470円)と、巡った温泉の中で最高額。
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ゲッレールト温泉は、アール・ヌーヴォー様式の建物が印象的な温泉ホテル。屋内と屋外にそれぞれ温泉プールがある。
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屋外にはサウナ室もあるが、その隣にある冷水桶の水は少しドブ臭かった。
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歩き方には「屋内に裸で入る温泉がある」と記載されていたが、結局見つけることができなかった。ていうか広すぎてどこに何があるのか分かりづらい。館内MAPもないし、スタッフに聞いても英語が通じないし、かなり不親切だと思った。というわけで評価は以下の通り。

【ゲッレールト温泉】
・雰囲気:★★☆
・設備 :★★☆
・コスパ:★☆☆
・泉質 :★☆☆

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続いてゲッレールトからほど近い「ルダシュ温泉」へ。入浴料は2,900HUF(約1,040円)。工事中だったが、温泉には入れるようだ。
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おお、いい雰囲気…。と思ってまずはサウナ室に入り、数分後出てみると、なぜか子供たちのスイミング教室になっていた。どうやら温泉じゃなくてプール施設側に間違えて入ってたらしい。どこも分かりづらいな。再び仕切り直して温泉側へ。温泉の入口では白いふんどしを渡され、それに着替える。温泉内は撮影禁止のため写真はない。
ルダシュ温泉は、1566年に建てられたというトルコ風の温泉で、丸いドームが印象的。内部は薄暗くて雰囲気もGood!日本の温泉でもおなじみの硫黄泉のにおいが鼻を突くが、それがまた温泉らしくていい感じ。湯温は最高42℃まであるので熱い湯が好きな人にはオススメ。スチームサウナもあり。というわけで評価は以下の通り。

【ルダシュ温泉】
・雰囲気:★★★
・設備 :★★☆
・コスパ:★★★
・泉質 :★★★

一人旅の方にこそ行ってほしい温泉です。ちなみに温泉は曜日によって男女どちらかが入れるか決まってるみたい。僕が行った時はちょうど男性限定の日でした。
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温泉を出ると、すでに外は真っ暗。ルダシュ温泉の裏手にあるゲッレールトの丘へ登り、ブダペストの夜景を眺める。
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ライトアップされた王宮。ブダペストの夜は結構寒い。湯冷めしないよう早めに宿へと戻った。
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翌日、4つ目の温泉「ルカーチ温泉」へ。入浴料は2,800HUF(約1,000円)。
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病院の近くにあるせいか、建物は病的な雰囲気が漂う。
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温泉は典型的なハンガリー式温泉で、屋外に温水プールが、屋内にはサウナ室がある。たまたまかもしれないが、客層はお年寄りが多いように感じられた。もしかして温泉病院? 屋外の温泉プールでは水流がぐるぐると回転している箇所があり、結構楽しめたが、それ以外の施設はイマイチな感じ。湯温も全体的に低い。てことで評価は以下の通り。

【ルカーチ温泉】
・雰囲気:★☆☆
・設備 :★☆☆
・コスパ:★★☆
・泉質 :★☆☆

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最後に向かったのは、好きなんだけど「キラーイ温泉」。入浴料は最安の2,300HUF(約800円)。
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ここも内部の写真撮影は禁止。こっそりiPhoneをタオルに包み隠して風呂に持って入ろうとしたら、係員に持ち物を検査され、バレてしまった…
キラーイ温泉は1570年に造られた温泉で、ルダシュ温泉と同じトルコ風の造り。天井のドームにある採光窓から差し込む光が美しく、雰囲気はなかなか良かった。最高湯温は40℃とまあまあの高温で、伝統的なスチームサウナもある。ルダシュと比べると、こっちの方が建物や内装が古く、歴史があるように感じられた。というわけで評価は以下の通り。

【キラーイ温泉】
・雰囲気:★★★
・設備 :★★☆
・コスパ:★★★
・泉質 :★★★

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結果、みんなでワイワイ盛り上がりたいのなら「セーチェニ温泉」、一人でゆったり過ごしたいなら「ルダシュ温泉」か「キラーイ温泉」がオススメですかね。個人的には、5つの温泉の中では「キラーイ温泉」が一番好きです。
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ブダペスト最後の晩餐はフォアグラで締めくくる。1400円くらいしたけど美味かったなぁ…。てな感じで以上、ブダペスト温泉レポでした〜

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  1. Kitagawa より:

    はじめまして、こんばんは。

    セーチェニ温泉の情報をサーチしていて辿りつきました。ブダペストの温泉を5か所も廻られたなんて凄い!とても参考になりました。
    僕もぜひ、次回はキラーイ温泉に足を延ばしてみたいと思います。
    全体的に写真がとても素敵ですね、無事旅を終えられたとのことですが、さらに続きが読みたいくらいです。

    ずいぶん古い記事へのコメント、失礼いたしました。

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