June 17, 2012
早いものでブッダの生誕地ルンビニを訪れてから一ヶ月が経過した。そのルンビニがブッダにまつわる聖地の第一章なら、第二章はお釈迦様が悟りを開いたといわれる聖地「ブッダガヤ」。ブッダの歩んだ聖地の中で最も重要といわれている場所である。
コルカタのハウラー駅を夜10時に出発した列車は、朝6時にガヤー駅に到着。
ブッダガヤまではガヤー駅から16km離れているため、オートリキシャに乗って移動。同じくブッダガヤに行こうとしていたオーストリア人の旅人とシェアして一人60INR(約85円)で交渉成立。
ブッダガヤに到着後、マハーボディー寺院のすぐ近くにあるラッシー屋さんで朝の一杯。ここのラッシーはめちゃうま。この日だけで4杯も頂いてしまった。一杯20INR(約30円)。
ルンビニと同じくブッダガヤにも各国のお寺があり、外国人は宿泊することも可能だ。
連れのオーストリア人はブータン寺に宿泊したかったみたいだが、寺が改装工事中のため宿泊できず。
仕方なく別の宿泊寺を探していると、日本語を話すインド人にタイ寺近くにあるSAKURA HOUSEという安宿を紹介してもらった。無料Wi-Fi付きシングルで230INR(約330円)とまぁまぁ手頃。というわけで宿泊先はここに決定。
宿にチェックイン後、早速マハーボディー寺院へ。
ブッダガヤの中心にあるマハーボディー寺院。ヒンドゥー教の聖地でもあるが、特に仏教徒にとっては最高の聖地。なんてったってあのお釈迦様が悟りを開いた場所だからね。
寺院内に祀られている黄金の仏像。
仏塔の裏手にある巨大な菩提樹。お釈迦様はこの木の下で悟りを開いたのだ。自分も悟りを開けないかと同じ場所に座って瞑想してみた(-人-)
菩提樹の周りでは各国から巡礼に来ている僧侶たちを大勢見かけた。写真はベトナムのお坊さん。帽子で分かるよね。
木陰で瞑想していた僧侶のサントス君。彼に寺院を案内してもらったあと、近くに学校があるというのでついて行ってみることに。
チベット僧院の近くにあるこの学校では、身寄りのない貧しい子どもたちが生活していた。サントス君に勧められ、日本人特別講師として先生をやることになり、日本語の授業を少しだけさせてもらった。お礼にと子どもたちが歌をプレゼントしてくれたので、感謝の気持ちとして少なからず寄付させて頂いた。ブッダガヤにはこのような寄付とボランティアで成り立っている組織が数多くあるらしい。寄付金が子どもたちのために使われるといいけど…
夕方になり、印度山日本寺へ行ってみる。このお寺では毎日、早朝と夕方に座禅を組むことができるのだ。
せっかくなので17時からの座禅に参加。約1時間、何も考えず無心で座禅を組む。こういうのもたまには良いもんだ。ちなみに日本寺に泊まると、もれなく手塚治虫のブッダ全巻が読めるそうです。長居するには持って来いだが、この暑さじゃとてもね…(--;
滞在2日目は、ブッダが悟りを開く前に苦行を行なった前正覚山へ行ってみた。
ブッダガヤからバイクで約40分、山の中腹にある寺院へ到着。
この洞窟の中でブッダは6年間も苦行を行なったという。
洞窟内部には痩せ細ったブッダの仏像が祀られている。苦行ってもしかして飲まず食わずの生活だったのだろうか。
ブッダガヤへ帰る途中、バールと呼ばれる巨木に立ち寄る。
日本人旅行者の間で通称「トトロの木」と呼ばれているくらい有名な巨木らしい。確かにデカいわ。
帰りに立ち寄ったセーナー村の子どもたち。
こちらも帰りに立ち寄ったスジャータ寺院。苦行で痩せ細ってしまったブッダを助けたのが左のスジャータと呼ばれる少女。彼女が作った乳粥を食べたことでブッダは元気を取り戻したのだ。コーヒーフレッシュでおなじみの「スジャータミルク」はこれが由来みたい。
2日間の滞在だったが、この町には物乞いや貧しい子どもたちが多いという印象が強く残った。ブッダガヤのあるビハール州は、インドの中でも最も教育水準が低く、それがこの地域が最も貧しいといわれる原因になっているという。ここに来て初めてインドの現状を知った気がした。
タグ: Accommodation, Local People, World Heritage
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[…] 今月中旬から旅に出ることになった草食男子、向かうは、インド東部にあるブッダガヤ。今からおよそ2500年前、かのお釈迦様(後のブッダ)が苦行の末にたどり着いた地で悟り(サマディ)を開いた仏教とヒンドゥー教の聖地へ。 ということで、すでにブッダガヤで様々な体験をされた旅人たちのブログから見所やデリーからのアクセスなど役立つであろう情報をまとめてみました! (釈迦が悟りを開いた跡地に建てられたマハボディ寺院) 4回目となったインド聖地巡りの旅、夜な夜なキャバクラ巡りをしていた僕がなにゆえこうなったかは自分でも説明できないのですが(笑)かっこいい言い方をすると魂の声に導かれたということでしょうか。 今回のルートは成田空港→デリー→国内線でパトナ→ナーランダ(最古の仏教大学跡)→ラージギル(ブッダが晩年修行した場所)→ブッダガヤ→サールナート(ブッダが始めて説法をした場所)→ベナレス(ヒンドゥー最大の聖地)→デリー→帰国。 悟りの聖地 ブッダガヤ | 珍夜特急美しい写真が素晴らしすぎます。◆写真を転載させてもらった旅ブログ→ 珍夜特急様(ユーラシア大陸を横断中) 中でも【ブッダガヤ】は釈迦が苦行の末にたどり着いた場所、大きな菩提樹の下で深い瞑想に入り、ついにサマディ(悟り)を至ったという仏教の聖地。釈迦が覚醒しブッダとなって以来、ここには世界中から霊性の進歩を目指す求道者たちが集まり修行をする聖地となりました。 「西遊記」の三蔵法師が悟空たちを連れて目指した地が「ブッダガヤ」であるのは有名な話。そんなブッダガヤの見所と旅の支度に関わる情報を簡単ですがまとめてみます。 – 世界最大の口コミサイト – トリップアドバイザー ←旅行の口コミはこちらを参考にどうぞ。 【ブッダの生涯】 […]
こんばんわ。ブッダガヤの旅日記見させていただきました。あのサントス君!私、知ってます!そんな名じゃなかったと思いますけど。本当ですか?
ブッダガヤは、寄付集めをしている少年のお坊さんや、不良少年がいます。これから行く人たち、お金は簡単にあげてはいけないと思います。私も、米と毛布を上げたんだけど…。少し、後悔している所もあります。インド人、嘘つきでずる賢い。そして、外国人を、お金だと思ってます。気を付けてください。
どら焼きさん
返信が遅れて申し訳ありません。
彼は確かにサントスと名乗ってました。しかし、いま思えば偽名を使っていたのかもしれません。
彼は礼儀正しい子でしたが、彼の友人に寄付関係で騙されました。
ブッダガヤでは他にも現地の子供に騙されて、あまりいい思い出がありません。
ただ、あそこのラッシーは今まで飲んだ中で一番美味しかったです。
yoshifさん。返信ありがとうございます。なるほど。彼はウソをついたのですね。彼の本当の名前はサントスではありません。なんか、すごく悲しいです。私はyoshifさんのおっしゃることを信じます。日本人はどこの国の人よりも優しくてお人よしで騙されてばっかりだから。(泣)私はブッダガヤで何日か滞在していたのですが、まだあの、ラッシーを飲んでません。おいしかったんですね。行って飲んでみたい…。でも、インドに行く勇気とパワーが湧いてきません。あの、電車のトイレが…ツライですね。日本人には。
始めまして!自分も今ブッタガヤのサクラハウスに宿泊してます600ルピーでした。OFFやのに高いです。おそらく全く同じバイクツアーすすめられてます。おいくらでしたか?