世界遺産ボロブドゥール遺跡

March 23, 2012

今日はジョグジャカルタ郊外にある世界遺産ボロブドゥールとプランバナンに行ってきた。2つの遺跡を巡るツアー（移動費・朝食付）で料金は70,000IDR（約630円）だった。（＊写真は朝焼けのボロブドゥール遺跡）

ツアーバスは朝5時に宿を出発。1時間程で最初の目的地ボロブドゥール遺跡に到着した。入場料は15US$。入口で何故か全員バティックを腰に巻かされる。見学する際の決まりなのだろうか？

歩いてしばらくすると、大きなピラミッド型の遺跡が見えてきた。いやーついに来たー。

ボロブドゥールは9世紀頃ジャワ島で栄えていた仏教王国シャイレンドラ朝に築かれた仏教寺院。そして、その南にあったヒンドゥー教国のサンジャヤ朝に築かれたのが、このあと行ったヒンドゥー寺院プランバナンである。

各階層の回廊の壁には人や動物等のレリーフがぎっしりと描かれている。その総延長なんと5km！カンボジアのバイヨンの回廊でも似たようなレリーフを見たが、こっちの方が断然長い。全て見て回るには相当時間がかかるだろう。

遺跡の中央には巨大なストゥーパ（仏塔）がそびえ立つ。

頂上部にはたくさんのストゥーパ。遺跡の周りには霧深いヤシの樹海が広がっている。

奥に見えるのはもしかしてムラピ火山？違ったらすいません…

この人だかりができているストゥーパには、ラッキーブッダと呼ばれる仏像が安置されている。

この仏像を目がけて小さな穴から手を伸ばし、仏像の足指に触れると願い事が叶うらしい。地元のおばちゃんも必死に手を伸ばしていた。

ちなみに足指は女性のみで、男性は仏像の手の薬指に触れると願い事が叶うらしい。とりあえず触っときました。

ボロブドゥールは世界三大仏教遺跡のひとつに数えられる。残りの2つはミャンマーのバガン、そしてカンボジアのアンコールワットである。どちらも以前訪れたので、これでようやく3つ制覇って感じですかね。

続いて、朝食を頂いたあと1時間半程バスに揺られてプランバナン遺跡へ。入場料は13US$。

寺院の敷地内はたくさんの参拝者で埋め尽くされていた。今日は何かの式典だろうか？

しばらく待っていると、インドネシアの伝統舞踊であるラーマヤナ舞踊が始まった。

プランバナン寺院群の中心であるロロ・ジョグラン寺院。写真手前の大きい塔がシヴァ神殿。内部は2006年のジャワ地震以降入れなくなったみたいだ。

こういったレリーフと見るとヒンドゥーっぽさを感じる。

遺跡内で自我撮りしていた少女をパチリ。インドネシアは今でこそイスラム教人口の多い国だが、かつては仏教、そして15世紀まではヒンドゥー教が支配していて、その面影が残された寺院が今日訪れた2つの遺跡だった。特にボロブドゥールは未だに解明されていない謎が多く、誰が何の目的で建てたのか、あとストゥーパや遺跡全体の形がUFOに似ている等、宇宙人が関係しているとの説もあるそう。なかなか興味が尽きない世界遺産ボロブドゥールでした。