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パレスチナ自治区ベツレヘム

August 23, 2012

イスラエルを旅する上で知っておくべきなのが、いわゆるパレスチナ問題。自分はこの件に関してほとんど無知だったので、この機会に少し勉強してみたんだけど、知れば知るほど複雑で難しい。とりあえずパレスチナの現状を自分の目で確かめたいと思い、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ベツレヘムとヘブロンを訪れた。(*写真は分離壁に書かれた日本語のメッセージ)
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ベツレヘムまでは旧市街のダマスカス門近くにあるアラブ・バスターミナルから出ている21番バスで所要30分ほど。料金は6ILS(約120円)。
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イエス・キリストが生まれたとされる聖地「生誕教会」をはじめ、キリスト教の教会が数多く立ち並ぶベツレヘム。
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それ故にこの町に住むキリスト教の信者は多い。パレスチナ人(アラブ人)の多くはムスリムと思われがちだが、キリスト教徒も数多く存在するのだ。
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イエスが生まれたとされる洞穴の上に建てられた「生誕教会」。
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数多くのランプが吊り下がる生誕教会の身廊。
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祭壇のわきにある地下に続く階段を下ると洞穴へ至る。
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イエスが生まれた(とされている)地点でお祈りをするキリスト教の信者。
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生誕教会を後にし、北部にある分離壁を目指して歩く。
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ベツレヘムの町並み。
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分離壁に向かう途中、有名なイギリス人壁画アーティストのバンクシーの絵を発見。自分はここで初めてバンクシーを知ったんだけど、彼がパレスチナ問題を唱える作品は、これ以外にもこの町の分離壁にいくつか描かれている。
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そしてこちらがイスラエルとパレスチナ自治区を隔てている分離壁。壁はコンクリート製で、高さは8mもある。完成すると全長700kmにも及ぶといわれている。
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イスラエル側は、この壁はテロリスト(=パレスチナ人)からの自爆テロを防ぎ、入植地に住むユダヤ人を守るために建設している防護壁なのだと主張しているが、実際はそうではない。
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彼らは、パレスチナの町と町を分離壁によって隔てることによって、パレスチナ人同士の交流を遮断し、人口を抑制したり、彼らの生活や文化、教育など、あらゆるものをめちゃくちゃにするのが目的なのだ。
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話を聞く限りでは、イスラエルの狙いはパレスチナ自治区におけるユダヤ人の入植地の拡大であり、最終的には全てのパレスチナ人をヨルダン川西岸のパレスチナ自治区から追い出そうとしているのだという。
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このような現状から、国連は2003年、分離壁の建設中止と撤去を求める決議を出したにも関わらず、イスラエルはそれらを無視して壁の建設を続けている。これもイスラエルが一部のアラブ諸国などから嫌われている要因の一つなのかもしれない。
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パレスチナ独立のメッセージが込められた、フランス革命の絵をオマージュした壁画。
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パレスチナ人女性闘士として世界に名をはせた、ライラ・ハリドの壁画。
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風船を手に持つ少女の絵。こちらもバンクシーの作品だがこれは偽物。本物はラマッラに描かれている。
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ベツレヘムで知り会ったアメリカ人のジェニファー。彼女もパレスチナの平和を訴えるメッセージを壁に書いていた。
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そんな複雑な問題とは真逆に、町では愛嬌のあるパレスチナ人の子どもたちが「Welcome! Welcome!」と声を掛けてくる。
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このおばちゃんを見ているとベツレヘムは平和そのもののように感じる。だが現状はかなり深刻なようだ。
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帰り道、パレスチナとイスラエルの境にあるチェックポイント(イスラエル管理下)を通る際、誤って車専用の道を通ろうとしたため、イスラエル兵に激怒される。「Fuck you!」とまで言われる始末。道が分からないから聞こうとしただけなのに。少しだけイスラエルが嫌いになった。
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通りすがりのジェニファーに道を教えてもらい、一緒に歩行者用のチェックポイントへ。
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チェックポイント内は、まさに国境のイミグレのような感じ。さも「イスラエルという国へようこそ」と言わんばかりのイスラエルの宣伝ポスターが貼られている。
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ここを通ることができるのは一部のパレスチナ人だけ。それ以外のパレスチナ人は自由にイスラエル各地に出かけることは許されない。外国人はパスポートの写真ページをチラッと見せるだけで通過できるが、パレスチナ人には嫌がらせのようにわざと時間をかけたりするという。
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この日はもう一カ所パレスチナ自治区のヘブロンという町に行く予定だったが、ベツレヘムで一日を要してしまったので翌日向かうことに。そしてヘブロンでもまたパレスチナ自治区の悲惨な現状を目の当たりにするのだった。続く…

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