August 29, 2012
イスラエルのあとはシリアを通り、そのまま陸路でトルコに入るつもりでいた。しかしシリアは内戦中のため入国は困難。結局、飛行機を利用する他に方法が見つからず、飛んでイスタンブールへ向かうことにした。(*写真はアジアサイドから見たブルーモスク)
空港のあるテルアビブまでは、宿で手配した空港直通のシャトルバス(62ILS)で向かった。過剰なまでの荷物検査と質問攻めで、出国するのが世界一大変といわれるイスラエル。特にめんどうだったのが空港職員による質疑応答。パスポートチェック中にイスラム圏のビザやスタンプを見つけると「何の目的でこの国に行ったの?」「一人で行ったの?」「この国に知り合いはいる?」など、過去に訪れたイスラム圏の6カ国すべてに対し、同じ質問を繰り返しされた。イスラム圏の国に行って何が悪いんだよ…
トルコには2時間で到着。イスタンブールには空港が2つあるが、到着したのはアジアサイドにあるサビハ国際空港。目的地の旧市街はヨーロッパサイドにあるため、まずはバス(3TL)でフェリー乗場のあるカドゥキョイへ向かう。
カドゥキョイからヨーロッパサイドのエミノニュまでは、フェリーで2TL(約90円)。アジアに別れを告げ、いざヨーロッパサイドへ。
韓国から始まったアジアの旅も、ここイスタンブールで終わりとなる。本来なら陸路でインドからパキスタン、イラン、トルコという王道ルートを通って来たかったが、インドでパキスタンビザが取れなかったので仕方ない。いつか行くシルクロードの旅でリベンジだ。
フェリー内では、デンマーク在中のレバノン人家族と仲良くなり、旅の話で盛り上がる。しかし「どこからトルコに来た?」の質問に「イスラエルから」と答えると急に嫌な顔をされてしまった。そういえばレバノンとイスラエルも対立が激しく仲が悪かった。ていうかどんだけアラブ諸国に嫌われてんだよ… 今後アラブ系の人に対しては、下手に「イスラエル」という言葉は口に出さないようにしよう。
船から眺めたヨーロッパサイドの町並み。テンション上がってきた。
ヨーロッパサイドには15分ほどで到着。
フェリー乗場から歩いて近くにある「イェニ・ジャーミー」というモスクに行ってみる。
近くで見ると圧巻。トルコに来たーって感じのする美しい形のモスクだ。
エミノニュ駅からトラム(2TL)でチェンベルリタシュ駅まで向かう。
駅を降りてトラムで通ってきた道を少し戻り、バーガーキングのある交差点を右に曲がると日本人宿で有名な「Tree of Life」に到着。
青い看板が目印。旅の途中で誰かが言ってたけど、イスタンブールの「Tree of Life」は世界三大日本人宿の一つらしい。日本人宿なんて世界中に腐るほどあるけどね。とまぁ何とか宿にたどり着いて一安心。飛行機は早朝4時半発の便でほとんど寝てなかったため、この日は1日中何もせず宿で爆睡だった。
タグ: Accommodation, World Heritage
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