October 13, 2012
イタリアの首都ローマ。古代ローマ帝国の時代から、ルネッサンス、バロック、現代と2000年以上もの歴史があり、今もなおその雰囲気を保っているという異様な町だ。そんな歴史と世界遺産あふれる町ローマを訪れた。(*写真は円形闘技場コロッセオ)
ローマまではヴェネツィアから列車で約4時間、料金は80€だった。
ローマではテルミナ駅から徒歩3分の「Alessandro Downtown Hostel」というホステルに宿泊。8人部屋ドミトリー(Wi-Fi有り)で一泊23€だった。
荷物を預けて、真っ先に向かったのは「コロッセオ」。地下鉄を降りてColosseo駅を出ると…
どーん!出ました。駅の目の前にあるとは…インパクトあり過ぎでしょ。
コロッセオは、西暦80年に完成されたという円形闘技場。収容人数5万人以上を誇る娯楽施設として造られた。
中はこんな感じ。当時の人々はこの闘技場で、猛獣と人間の戦いや、剣闘士同士の殺し合いを観戦し、熱狂していたという。
現在は、地下にあった施設がむき出しになっているため、映画「グラディエーター」に出てきたような砂地ではない。
コロッセオの前でコスプレ剣闘士たちと一緒に写真を撮る女性。
ローマの町にもたくさんのパフォーマーたちが体を張って頑張っている。
こんなのとか
こんなのとか
こんなのとかね。どこの国行っても似たようなものばかり。プラハの「あわわわおじさん」を越えるパフォーマーは未だ現れていない。
続いて向かったのは、映画「天使と悪魔」にも登場した巨大な神殿「パンテオン」。
パンテオンとは「全ての神々」という意味。ローマ建築のなかで最も完全な形をとどめる、世界最大の石造り建築だ。
ドームの中央にある直径9mの天窓から差し込む自然光が唯一の光源。
パンテオンは、天才画家ラッファエロの墓があることでも知られている。これがその棺だ。
さて、続いては定番の「トレヴィの泉」へ。泉の周りは、もの凄い数の人。
キャーキャー騒ぐ日本人をたくさん見かけたが、どこがそんなに面白いんだかさっぱりだ。
トレヴィの泉をあとにし、映画「ローマの休日」の舞台で有名な「スペイン広場」へ。ここもたくさんの人で溢れかえっていた。もう人が多い所は御免だ。宿に帰ろう。
翌日は朝早く、バチカン市国に行ってみる。
バチカンは、ローマ市内にある人口わずか1000人という小さな国。その中心「サン・ピエトロ大聖堂」は、世界に約11億人いるといわれるカトリック教徒の総本山である。
サン・ピエトロ広場の前では、警察による荷物検査が行われていた。
検査を終えて、サン・ピエトロ大聖堂へ向かおうとしたが、大聖堂の前では何かの式典(ミサ?)の最中だった。これじゃ中に入れないじゃねーか。
仕方ないので、式典の様子を眺めていると、しばらくして遠くから拍手と歓声が上がった。
何事かと思って、巨大スクリーンの方を見てみると、なんと車に乗って凱旋するローマ法王(ベネディクト16世)が映っているではないか。
遠くからだが、緑の法衣をまとったローマ法王の姿(*写真中央)を捉えることができた。いやーなんたる偶然。朝早く起きてよかった。大聖堂に入れなかったのは残念だったけど、ローマ法王を拝めただけで十分満足だ。
さて、ローマ観光もそろそろ飽きてきたので、最後にあの超有名ミーハースポットに行って終わりにします。これ何の行列か分かりますか?
正解は、これも「ローマの休日」でお馴染み、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会にある「真実の口」でした。はい、パシャリ。
昼飯は中華レストランで、青島ビールと炒飯で中国の旅の思い出に浸ってみる。あの頃は楽しかったなぁ。そういや旅の始めに青島ビール工場を見学したな。あれからもう9ヶ月。早いもんだ。
ローマは、長く旅を続けてきた自分にとっては感動の薄い町だった。古い欧風の街並みは見飽きた感があるし、日本人観光客が多いのもちょっと萎えた。唯一、感動したものといえば、地下鉄の駅から出たときに突然目に飛び込んできたコロッセオと、偶然見れたローマ法王くらいかな。日本から直接ローマに来たら、また違った見方で感動するのかもしれないね。以上、ローマでの休日でした。
タグ: Accommodation, World Heritage
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