February 02, 2012
今日はジャール平原のミステリーツアーに参加してきた。何もない平原の中に忽然と現れる石壺は実に奇妙な光景だった。この石壷が集まっている場所は大きく3つあって、それぞれサイト1、サイト2、サイト3と呼ばれている。なんかウェブサイトみたいだ。(*写真はジャール平原の中でも最大規模のサイト1)
これが一番大きい石壷らしい。重さはなんと6トン。
ジャール平原を観光していたラオス人の若者たちが、自分と一緒に写真を撮りたいと言ってきた。かまわんよ。多少変なポーズを取らされたが、誰も見ていなかったので良しとしよう…
サイト1の石壷の数は250以上もあるとか。それにしてもどこも壷だらけだ。
ちょっと分かりづらいかもしれませんが、写真はベトナム戦争時にアメリカ軍の空爆によってできたクレーター。そう、ここは戦地だったのだ。至る所にこのようなクレーターがあった。
続いて向かったのは近くにある小さな村。
この村ではウォッカ(通称ライスワイン)を製造している。試飲もさせてもらった。米が原料なだけに味は日本酒に少し似ていた。
サイト2、サイト3にも多くの石壷が点在していた。結局この石壷は何のために作られたものなのか謎に包まれているが、石壷から人骨などが出土されたことから、今のところ石壷=棺桶というのが最も有力な説らしい。
サイト2の近くには、旧ソ連製の戦車がうち捨てられていた。
ジャール平原の至る所で見るこの看板。「MAG」とは地雷等処理の国際NGO組織。実はこのポーンサワン(シェンクワン)には、ベトナム戦争時のアメリカ軍の不発弾や地雷がまだいっぱい残っていて、今現在も撤去作業は続いている。ジャール平原が世界遺産じゃないのは、こういった事情が絡んでいるせいなのかなとふと思った。いつの日か世界遺産に登録される日が来るといいですね。
タグ: Mystery
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