May 04, 2012
3年半ぶりのカトマンズは相変わらずごちゃごちゃしていて面白い。前回訪れた際は、そこまで居心地のよい場所とは思わなかったが、成都からネパールまでノンストップで駆け抜けてきた自分にとっては、ここカトマンズが安らぎの地のように思えた。
カトマンズ2日目の朝、チベットメンバーの泊まっているKARMA TRAVELERS HOMEという宿へ。3人部屋だと一泊一人当たり200NPR(約200円)と経済的なので宿を移ることに決めた。
ネパールは電力不足のため、毎日午前と午後で約5時間ずつ、計10時間の計画停電が実施されている。昼間はいいが、夜中の停電はいろいろと不便。
昨日解散したはずのチベットメンバーだったが、結局また4人全員集結し、カトマンズ市内を散策。タメル地区の南にあるダルバール広場へ向かう。
ダルバール広場は入場券が必要だが、入るところをチケット売り場の監視員に見つからなければスルー可能。確か3年半前の入場料は200NPRだったはずだが750NPR(約750円)に値上がりしてる。高すぎっしょ。宿に3泊もできるよ(--;
うまく現地の人に紛れ込み潜入に成功。
シヴァ神の化身であるカーラ・バイラブ像。右手に刀と三又矛、左手に生首を持っているが、どこかしら可愛らしい。
ネパールの生きた女神が住むという、クマリの館へ。
クマリとはネパールに住む生きた女神で、ネパール王国の守護神である女神タレジュの化身とされている。神様といっても小さな少女。勉強もするし、遊びだってする。学校には行けないので、館の中で勉強を行なうという。ちなみに写真の子はクマリではない。
クマリには家柄や身体の特徴など、多くの条件をクリアした少女が選ばれる。ダライ・ラマの後継者探しと似たようなもんだ。ちなみにこの子もクマリではない。
一日2回〜3回、朝と昼と夕方に窓から顔を出すといわれるクマリさん。1時間程待ってみたが、姿を現してはくれなかった。
この日の夜は停電のためロウソクが部屋の照明代わり。カトマンズに滞在して1週間経つが、この生活にももう慣れた。
翌朝、どうしてもこの目でクマリを見たく、再びダルバール広場へ。
朝9時過ぎに館の中に入り、クマリが出てくるのをじっと待つ。ダルバール広場のそこら中にいる自称ガイドの予想によると、クマリが現れるのは10時とか11時とかまちまち。本当かよ。
クマリが出てきても写真撮影は御法度。
そして、ついにその瞬間がやってきた。時刻は9時30分ジャスト。3階の小窓から赤い衣を身にまとった小さな少女がひょっこりと顔をのぞかせてくれた。その間わずか数十秒。ありがたい気持ちになり、気づくと手を合わせて拝んでいた。
タグ: Accommodation, Local People, World Heritage
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