October 21, 2012
周りをタホ川に囲まれた小さな古都トレド。1561年に首都がマドリッドに移るまで、政治・経済の中心であり「16世紀で歩みを止めた町」ともいわれている。そんな中世の町のたたずまいが今も残る世界遺産の町、トレドを訪れた。(*写真はトレドの町並み)
トレドまでは直通のバスがないのでマドリッドを経由して向かう。バルセロナからマドリッドまでは所要8時間、料金は30.34€。マドリッド到着後、地下鉄でPlaza Elípticaにあるバスターミナルに移動。そこからトレドまで所要1時間、料金は5.07€だった。
トレドに到着後、歩いて宿へ。ポカポカ陽気だったバルセロナとは打って変わってかなり寒い。トレドでは「OASIS HOSTELS」というホステルに宿泊。
ドミトリー(Wi-Fi有り)で一泊13€。併設のレストランも安め。部屋は自分一人だけだったので快適に過ごせた。
早速、町を散策。おぉ、なかなかいい雰囲気じゃないっすか。
この町にはブラックレターで書かれた看板がよく似合う。
トレドの町を歩いていると、中世にタイムスリップしたような感覚に陥る。
実はトレドは、映画「ルパン三世 カリオストロの城」の舞台「カリオストロ公国」のモデルになったともいわれている町なのだ。
確かにトレドの中世の町並みは、カリオストロを感じさせる雰囲気がちらほら。
かつて5世紀から8世紀にかけて、この地を支配していたのは「西ゴート王国」という名の国。トレドはその首都だった。カリオストロの城でも「ゴートの紋章」や「ゴート札」とか出てきたし、もしかしてここから宮崎駿監督はインスパイアされたのでは…?
さてさて、町を歩いていて興味をそそられたのがこの看板。なんだか分かりますか?
正解は武器屋でした。
町のあちこちにこのような武器屋がある。こんな町も今どき珍しい。
まるでドラクエの武器屋が、現実世界に飛び出してきたみたいだ。
ナイフを売っているお店は、どこの国でもよく見かけるが、ゲームに出てくるような武器を売っている店はトレドが初めてだ。ていうか今の時代、魔王を倒しに行く奴でもいるのか?
はがねの盾に、はがねの剣、レイピアなんかも売っている。
こちらの武器屋はなんと、ビッグボウガンを売っている。
古式の拳銃も売っている。価格は安いもので2500ゴールドから。
モーニングスター!!
武器だけじゃありません。もちろん防具も売ってます。
こちらは、はがねの胸当てとはがねのこて。
はがねシリーズを全て集めると多分こんな感じになります。
夜の町は一層、雰囲気が増す。
ライトアップされたお城「アルカサル」。
こちらはスペイン・カトリックの総本山「カテドラル」。寒い…そろそろ宿へ戻ろう。
中世の町並みは、これまでもロードスの旧市街をはじめ、いろいろと見てきたが、トレドほど冒険心をくすぐられた町は初めてだった。この町はドラクエ好きにはたまらない町かもしれない。これから魔王を倒しに行く予定の方は是非、トレドで装備をしてはいかがでしょうか?
タグ: Accommodation, World Heritage
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こんにちは。
旅、順調で何よりですね。
オイラは「トレド」には行かなかったんですが、
ブログでの表現が上手なので行ってみたくなりました。
引き続き、お気をつけてよい旅を!!
旅宝人さん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
機会があれば是非トレドにも行ってみてください。そして装備もw
もうすぐ旅も終わりです。
引き続きブログの方よろしくお願いいたします!