October 25, 2012
グラナダの次に向かったのは、アンダルシアの州都セビーリャ。この町には特に興味があったわけではなく、次の目的地であるポルトガルのラゴスに向けての起点として立ち寄ったまで。そしてスペインの旅もこの町が最後となる。(*写真はマエストランサ闘牛場)
セビーリャまでは、グラナダからバスで所要3時間、料金は27.18€だった。
セビーリャのバスターミナルに到着後、歩いてイサベル橋のたもとにあるフラメンコ像へ向かう。ここで今回滞在させて頂くカウチホストと待ち合わせ。
彼が今回、カウチにお世話になったニコスさん。セビーリャ在中の陽気なギリシャ人だ。腹が減っていたので着いて早々、遠慮もなくパスタをご馳走になった。
パスタを食べていると、ニコスさんに「カバ丸みたいだな」と言われた。カバ丸って何?と尋ねると、ニコスさんが子供の頃、ギリシャで「伊賀野カバ丸」という日本のアニメを見たことがあって、その主人公カバ丸の好物がパスタなんだと。全然知らないや。そんなことより、25年前に既に日本のアニメがギリシャに輸入されていたとは驚きだ。
セビーリャ到着時に、バスターミナルで翌日のラゴス行きチケットはゲットしたので、あとはのんびり過ごすだけ。さて、どこに行こうかね。
歩き方の情報によると、セビーリャにはスペイン最大のカテドラルがあるらしい。それならと行ってみることに。
このカテドラルは1401年にモスクがあった場所に建設が開始され、約1世紀をかけて1519年に完成したという。そのため、イスラム教とキリスト教(カトリック)が融合した異質な建築デザインとなっている。
せっかくなので8€払って聖堂内へ入ってみる。スペイン最大といわれるだけあって、天井がすごく高く感じる。
聖堂内のステンドグラス。
どれも鮮やかで美しい。
カテドラルに安置されているコロンブスのお墓。当時スペインを構成していたレオン、カスティーリャ、ナバーラ、アラゴンの4人の国王がその棺をかついでいる。この国の繁栄も、彼の功績無しでは有り得なかったのかもしれない。
カテドラルを出て、隣にあるヒラルダの塔に登ってみる。写真は塔のてっぺんから眺めたセビーリャの町並み。
ヒラルダの塔の高さは97m。塔のてっぺんの鐘楼には、鐘が28個もある。ここで鐘が鳴ったら鼓膜が破れるかもしれないな。
塔の上からは闘牛場らしき円形状の建物が見えた。そういえばセビーリャは闘牛の本場らしい。よし、行ってみるか。
闘牛場の近くには闘牛士の像が立っている。
闘牛場に到着。早速、中に入ってみる。
残念なことに、ちょうど10日前に今シーズンの闘牛は終了したという。次回は来年の4月から10月の中旬まで開催されるようだ。闘牛見たかったな…
闘牛はやってなくても、博物館は見学可能とのことなので入ってみることに。
見学は強制ガイド付きで6.5€。1時間に1回、見学ツアー(約40分)が開催される。まず最初は闘技場を見学。牛がいなくて寂しいが、実際の闘技場が見れてちょっと興奮。
もう一度言う。闘牛見たかったな…
続いて博物館内へ。ガイドさんはスペイン語と英語で解説してくれるが、ほとんど話を聞いてなかったので、内容はあまり覚えてない。唯一覚えているのは、1回の試合で闘牛士に支払われるファイト料は、2,500ユーロ(約25万円)ということだけ。
これが闘牛さんの待合室。いわゆる楽屋だ。
そして、この扉から闘牛さんは舞台へと上がるのだ。やっぱ闘牛見たかったな…
闘牛場の帰り道、フラメンコの看板を見かけた。
そういえば、セビーリャはフラメンコの本場でもあるらしい。よし、今夜行ってみるか。
カウチに戻り、ニコスさんおすすめのフラメンコを聞いてみると、近所のバル(BAR)で見れるという。観光客が行くようなところは行きたくなかったのでちょうどよかった。
夜になり、ニコスさんと、自分と同じカウチサーファーとして滞在していたフランス人のレティシアさんと三人で、近所のバルにフラメンコを見に行く。が、しかし、この日は月曜ということもあり、フラメンコをやっているバルは全てお休み。マジか〜!フラメンコ見たかったな…
仕方ないので、近所のバルにて一杯60円程のビールを煽って帰ることに。あ〜闘牛もフラメンコも見れないなんて、ツイてなさすぎ。まぁいい、スペインにはまたいつか来よう。セビーリャはたった一日の滞在だったが、ニコスさんとレティシアさんのおかげで楽しく過ごすことができた。そして翌朝、お世話になったニコスさんに別れを告げ、早朝の便でラゴスへと旅立った。
タグ: Amusement, Couch Surfing, World Heritage
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