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スイスの名峰マッターホルン

October 09, 2012

周りをアルプスの山々に囲まれた標高4,478mの孤高の山マッターホルン。スイスが世界に誇る名峰である。せっかくスイスに来たからにはぜひとも拝んでおきたいと思い立ち、マッターホルンの麓にある小さな村ツェルマットへと向かった。(*写真はゴルナーグラートからの眺め)
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ツェルマットまでは、ベルンから列車で途中のフィスブを経由して約2時間。近いのでチケット代は3,000円くらいかと踏んでいたが、予想に反して7,000円(83CHF)。スイス高ぇ…
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駅に到着して宿に向かう途中、早くも名峰「マッターホルン」がお目見え。雲に隠れて見れない日も少なくないと聞いていたが、この日は幸運にも好天に恵まれ、はっきりとその姿を捉えることができた。
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尖った峰が美しく印象的なマッターホルン。ネパールのヒマラヤ山脈にあるマチャプチャレ(通称フィッシュテイル)に形がそっくりだ。
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ツェルマットで泊まったのは、駅から徒歩10分の「Matterhorn Hostel」というホステル。Wi-Fi有りのドミトリーで、一泊30€だった。
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チェックインは4時からということなので、バックパックを預けて早速、町へ。
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ツェルマットの町は、一般車(ガソリン車)は入ってこれない。タクシーもバスも全て電気自動車。それだけ環境保護に力を入れていることが伺える。同じ山岳保養地でも、排気ガスたんまりだったダージリンとは大違いだ。
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マクドナルドの外観もECOな感じ。
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バーンホフ通りで見かけたホテルHelvetia。美しいフォントで有名な「ヘルベチカ」はスイス人のタイプフェイスデザイナーが生み出した書体だ。ちなみに「ヘルベチカ」の名称は、ラテン語で「スイス」を意味する “Helvetia”(古典読みでヘルウェティア)に由来する。だけど、この看板に使われてる書体はヘルベチカじゃないね。
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さてさて、ツェルマット観光のハイライトといえば、何といってもマッターホルンとアルプスの山々。せっかく天気もいいことだし、スイス随一の絶景スポットといわれる、ゴルナーグラート展望台まで登山鉄道で登ってみることにした。チケット売場にはたくさんの行列。
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料金は往復券で64CHF(約5,400円)。頂上まで登り終えてから気づいたが、片道券(32CHF)にして帰りはトレッキングして下山すればよかった…
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登山電車は、マッターホルンを回り込むように、ゆっくりと頂上の展望台ゴルナーグラートへ向かう。
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電車は徐々に高度を上げていく。雪を頂いたアルプスの峰々が、孤高の名峰マッターホルンを囲うように迫る。
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電車から見えたマッターホルンの雄姿。
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40分ほどで終点ゴルナーグラートに到着。標高は3,089mもある。
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展望台から見たモンテ・ローザ(4,634m)と、それを源とするゴルナー氷河。
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空気が澄んでいるためか、空が青黒く見える。日差しは強いけど、風は冷たい!
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周囲には4,000mを超える峰が29もある。
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石を積み重ねたマニ塚もちらほらと見かけた。
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チベットを思い出すなぁ。懐かしい。
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すぐ近くにありそうな山だが、これは目の錯覚。
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ゴルナーグラートから電車で引き返すのもつまらないので、途中のローテンボーデンまで歩いて下山することに。
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リスカム(4,527m)、カストール(4,226m)、ポリュックス(4,091m)といったアルプスの山々を横に見ながら下山していく。
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マウンテンバイクで下る人も多かった。
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世界の車窓から。今日はスイスのゴルナーグラート鉄道です。
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ゴルナーグラートから40分ほどで、リッフェル湖に到着。
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リッフェル湖に映る「逆さマッターホルン」。
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ローテンボーデン駅に到着。このまま歩いて下山できなくもなかったが、寒いのでやめた。さすがに3,000mを超える山で、短パンにサンダルの格好は厳しかったようだ。
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夕食は町で見かけたこの看板につられてジャパニーズカレー!
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高かったけど、ビール付きで量も多くてうまかった! ツェルマットには、マッターホルンが見れるまで何日か滞在する覚悟でいたけど、運良く初日に見れてほんとによかった。というわけで、短かったけどスイスの旅はこれで終了。翌日は、次の国イタリアへと向かった。

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