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エベレストベースキャンプ

May 02, 2012

チベットでの滞在も残り3日となり、旅もクライマックスに突入。チベットとネパールを股がる世界最高峰エベレストのベースキャンプへ向けて、いよいよ旅立つ時が来た。(*写真は世界一の標高8,844mのエベレスト)
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シガツェを発つ前に訪れたのが、タシルンポ寺というダライ・ラマ1世によって創建された寺院。阿弥陀菩薩の化身であるパンチェン・ラマによる政治・宗教の中心として繁栄し、最盛期には約4,700人の僧侶を擁し、現在でも1,000人程の僧侶がいるという。
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歴代ダライ・ラマとパンチェン・ラマは師弟関係にあって、チベット人はダライ・ラマを太陽、パンチェン・ラマを月に例えて讃えるらしい。文化大革命の際は、パンチェン・ラマ10世が中国共産党に協力的だったことから、この寺院は被害から免れたという。
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ちなみに、ラサのポタラ宮をはじめ、全てのチベット寺院では一年に一度、白壁の塗り直し作業があるという。その材料は、なんと牛乳とハチミツと砂糖と魔法の粉らしい。お菓子の家か!
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タシルンポ寺の前で五体投地を行なう信者たち。多い人は一日3000回も繰り返すらしい。
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シガツェを後にし、いよいよベースキャンプへ向けて出発。
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途中のチェックポイントでエベレストの入山料180元(約2,300円)を支払う。
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本来ならばガイドも入山料を払わなければならないが、180元を浮かすため毛布に隠れて検問突破を試みる。
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無事に検問通過して安堵のガイド。チベット人だけど”のぞみ”という名の彼女。通称のんちゃん。
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2つ目の検問を越えると、舗装されていないガタガタ道をひたすら登っていく。おかげでケツが痛い…(--;
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途中のパン・ラ(標高5,150m)で休憩。ここからヒマラヤ山脈の大パノラマを一望。
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ドライバーさんは、そんなことより土産屋の短刀が気になるみたいだ。
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再び走り出し、3つか4つ目の検問を通過してようやくベースキャンプに到着。標高は5,200m。日も暮れたし、さすがに寒い!
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残念ながらエベレストは、雲に隠れて先っちょしか見えず。
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今夜の宿はこのチベタン風のテント。
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中はストーブがあるので意外と暖かい。一泊60元のところ、頼み込んで40元にしてもらった。
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ストーブの燃料はヤギや羊やヤクの糞を利用。晩飯に温かいスープヌードルを頂いたあと、外に出てみると、地平線すれすれまで輝く満天の星空が広がっていた。
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翌朝、寒さで目が覚めた。外に出てみると昨日は雲に隠れていたエベレストがはっきりと見えた。
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みんなでエベレストを見ながら朝のコーヒーを頂く。なんたる贅沢。
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そして、ひとり五体投地を行なうw
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朝食を頂いた後、専用バス(25元)に乗って登山基地ベースキャンプへ。以前はチャーターしたランクルで自由に行けたみたいだが、欧米人のグループがベースキャンプに立ててある中国の国旗を引っこ抜き、チベットの旗を立てるという珍事件があって以来、中国政府が勝手に行くことを禁じたらしい。
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目の前に迫る、世界最高峰エベレスト(チベット名:チョモランマ)
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ヤクよ、エベレストを眺めて何思う。
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エベレストをバックに、メンバー全員で記念撮影。
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元のベースキャンプに戻り、世界一高い所にある郵便局から日本の実家に絵はがきを送ってみた。郵送料は切手込みで4元(約50円)だった。ちゃんと届くといいな。

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