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世界遺産 カッパドキア

September 04, 2012

トルコの一番のハイライトといえば、奇岩として有名な「カッパドキア」。この奇岩は数億年前に起きた火山の噴火により形成されたもので、奇妙な形に固まった溶岩が風化によって浸食され、現在の形になったといわれている。そんな奇岩地帯「カッパドキア」を巡った。(*写真は朝焼けに染まるカッパドキア)
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カッパドキアまではサフランボルからの直行バスがないため、アンカラを経由して向かう。サフランボルからアンカラまでは所要3時間、料金は25TL(約1,080円)だった。
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アンカラのオトガルにはバスチケットのカウンターが80ほど並んでいるが、カッパドキア(ギョレメ)行きのバスは50番カウンター。13:00発のバスで料金は35TL(約1,500円)だった。
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ギョレメのオトガルには4時間ほどで到着。ネット予約していた「Dora Motel」にチェックインしたあと、早速カッパドキアを見に宿の裏手にある丘へ登ってみる。
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途中、結婚式の写真撮影中だったトルコ人カップルに遭遇。カッパドキアをバックに写真撮影なんてしゃれおつですな。
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丘の上へ登ると、夕焼け色に染まるカッパドキアの大地が見えた。
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カッパドキアに夕日が沈んでいく。
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そしてマジックアワーが訪れる。幻想的なグラデーションだった。
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晩飯はまたまたキョフテ。ハマり過ぎ。
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翌朝6時、再び丘へ行くとカッパドキア名物「バルーンツアー」の気球が無数に舞い上がっていた。ハイシーズンのこの時期には毎朝50機ほどの気球が上がるという。
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実際に乗った旅人の情報によると、バルーンツアーは約1時間で、料金は平均110ユーロ(約11,000円)が相場。フライト後にはシャンパンサービスがあり、みんなで乾杯するらしい。
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自分も気球に乗ろうと思ったが、トルコにはいつかまた来るだろうし、その時までお楽しみはとっておくことに。その分たくさんうまいトルコ料理を食ってやるぜ。
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宿に戻り朝食をいただいたあと、カッパドキアのツアーへ出発。カッパドキアでは北部を巡るコース(レッドツアー)と、南部を巡るコース(グリーンツアー)の2つのツアーが定番となっている。今回は主要な見所が詰まっているレッドツアーに参加してみた。
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レッドツアーの料金は80TL(約3,450円)で、これにはミニバスでの移動費と英語ガイド、ギョレメ屋外博物館の入場料20TL、そして昼飯代が含まれている。まず最初に向かったのは、カッパドキアで一番高い場所にある「ウチヒサール」と呼ばれる城塞。
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ウチヒサールとは「尖った砦」という意味で、この周囲にある村には穴の空いている岩がたくさん点在している。なんかジブリに出てきそうな風景。
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岩の中は洞窟になっていて、人が住んでいたり、鳩の巣になっていたりといろいろ。中には洞窟レストランや宿泊施設もある。
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続いて「ギョレメ屋外博物館」へ。ここは岩窟内に造られた教会が点在する野外博物館で、13ものビザンチン時代の教会や修道院がある。
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教会内にある聖書を題材にした壁画は、12〜13世紀にかけて描かれたものだが、保存状態がかなり良くて色鮮やかなフレスコ画をたくさん見ることができた。残念なことに教会内は撮影禁止。
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岩窟教会内から望んだカッパドキアの大地。
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野外博物館の入口で見たトルコアイスのパフォーマンス。おー伸びとる伸びとる。
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続いて向かったのは、3本のしめじのように見える奇岩。煙突に似た岩の中に妖精が住んでいるという言い伝えから通称「妖精の煙突」と呼ばれているらしい。
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お昼過ぎ、洞窟レストランでランチタイム。トルコ料理のビュッフェだったが、かなりレベルが高く美味かった。食うのに夢中だったため写真はありません。
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昼飯のあとはユルギャップにあるワイナリーへ。
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カッパドキアはワインの名産地としても有名らしく、多くのワイン農家は、昔ながらの伝統ある製法を忠実に守りながらワインを作っているという。ワインを2杯ほど試飲をさせてもらい、ほろ酔い状態で次の目的地へ。
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向かったのは「デヴレントの谷」。ここには動物の形をした岩が数多く見られる奇岩地帯。この中にコブラとコンドルがいるらしいんだけど、全然分からなかった…
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パッと見すぐ分かったのがこのラクダ岩。自然が作り出したとは思えないほど完璧なラクダである。
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ここから望むカッパドキアの景色もすばらしかった。
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次に向かったのが「パシャバー」と呼ばれる奇岩地帯。
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ここはキノコの形をした奇岩がいくつも見られる。
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こんなのとか
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こんなのとか
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こんなのとか…。自然の驚異ってすごいね。
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キノコ岩の中には、入ることもできる。
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岩窟内から見たキノコ岩。
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最後に向かったのはアヴァノスにある陶器工場。ここでは職人さんたちの実演を見学。
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ツアーで行くとどこの国でも大体このような場所に連れて行かれる。お土産を買ってもらいたいってのは十分わかるけどね…
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という感じで無事ツアーは終了。翌朝、再び朝日を見に丘へ登る(3回目)
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朝焼けに染まるカッパドキアの大地を目に焼き付けて、次の町へ向かう決心をした。
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最後に安宿情報。ギョレメで泊まった「Dora Motel」は、8人部屋ドミトリー(Wi-Fi有り、朝食付)で一泊13TL(約560円)。この価格帯で朝食付き(しかもビュッフェ形式)はかなり安いと思う。チェックアウトの日も、夜行バスの出発時間までロビーで休憩したり自由にネットを使わせてもらえたり、とても快適に過ごすことができました。

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