October 05, 2012
ハイデルベルクから10kmほどのとこにあるマンハイム。この町の郊外に、今回の旅で知り合ったドイツ人の友人が住んでいる。せっかく近くまで来たことだし、寄り道がてら、その友人の家に遊びに行ってみることにした。(*写真はヤギに餌付けする友人フレッド)
マンハイムまではハイデルベルクから列車で15分、料金は4.9ユーロ。到着後、駅前で友人のドイツ人フレッドと久々の再会を果たした。
彼の住むエラーシュタットまでは、マンハイムから車で30分ほど。うわ、めっちゃいい家。
彼が今回の旅で知り合った友人のフレッド、62歳。まずは昼飯でも食おうと言って、チキンの丸焼きとワインをご馳走になる。
フレッドに会ったのは今年の2月。ラオスのサムヌアからベトナムのハノイまで向かう国境越えのバスが一緒だった。
ハノイに到着後、タクシーをシェアして安宿街へ向かったのはいいが、夜遅かったせいで安宿は空いておらず、2人とも20US$もするホテルに泊まったのを覚えている。その後も、フエやホイアンで、ばったり会ったりして、何度か一緒に飯を食ったぐらいの仲だった。
フレッドは元々、英語とスペイン語の教師をしていたらしいが、現在はリタイアして隠居生活を送っているという。12月からは南米を3ヶ月かけて一周するとか言っていた。羨ましい。元気すぎる62歳だ。
フレッドは数多くのペットを所有している。この子は愛猫のトーマス君。
そしてこのグースたちも。名前は…忘れた。
庭に立ち入ったら不審者だと思われ、走って来てくちばしで襲われた…
自宅から少し離れた牧場には、ヤギも飼われている。どんだけ動物が好きなんだよ。ドイツのムツゴロウさんか。
餌のパンを与えるフレッド。めちゃくちゃなついてるし。
ヤギもペットかと思いきや、来月になったら茶色いのを一頭「kill」すると言っていた。まさかの食用だったとは。ちょっとショック… でも白いのは可愛いから「kill」しないとも言っていた。
ボッケンハイムから続くワイン街道には、ここエラーシュタットも含まれるため、町の周辺はぶどう畑が一面に広がっている。
近郊には彼のぶどう畑もあるというので、連れて行ってもらう。
もちろん、これらは全てワイン用のぶどう。自由に食べてもOKというので、少しだけご馳走になる。うん、めっちゃ甘い!
夜は弟さん(*写真奥)が経営しているレストランでワインとウィンナーをご馳走になる。
ジューシー!なんて贅沢な夜なんだ。
酔っぱらったフレッドは、家に帰るなりギターを弾きながら大声で熱唱。ちょっと飲み過ぎちゃったのかな。そして疲れ果てて就寝。楽しい一日だった。
フレッドの家には1日だけ滞在させてもらうつもりだったが「もう少し泊まってけ」と言うんで、お言葉に甘えて4泊もさせてもらうことになった。
滞在2日目は、ワイン祭りで有名な町バートデュルクハイムを案内してもらった。
バートデュルクハイムの近くの丘に立つ「リンブルフ修道院」。
修道院の紋章か何かでしょうか。
ロマネスク様式の建物だったらしいが、ほとんど破壊され廃墟となってる。
エラーシュタットに戻ると、今日も餌やりに牧場へ。
滞在3日目は、シュパイヤーを案内してもらった。
この町で一番有名なのが、1030年に創建されたという「シュパイヤー大聖堂」だ。
この大聖堂は、ロマネスク様式最大級の聖堂で、世界遺産にも登録されている。
シュパイヤーの町で見かけたパフォーマー。
誰にでも気軽に声をかけるフレンドリーなフレッド。
滞在最終日は、朝から餌やりに出掛ける。
よかったな、お前はご主人に食われなくて…
この日はハイデルベルクからフレッドの友人が遊びにやって来て、一緒にご近所のワイナリーへと向かった。
この時期はできたての新ワインが飲める。ワインはタンクの中に入っていて注ぎ放題。
ワインと一緒に「オニオンケーキ」というものを頂く。
初めて食べたが、要はタマネギがのったピザだ。家庭的な味でうまかった。
帰り道に見た野菜畑。ドイツにもこんな田舎町があるんだね。ほんとエラーシュタットはいいとこだわ。
そして、あっという間に4日間のホームステイが終わった。ベトナムでほんの少し会っただけなのに、まさかドイツの片田舎でこんなにお世話になるとは思いもよらなかった。翌朝、別れ際に「また遊びに来てもいいか?」とフレッドに聞くと「もちろんだ。今度は嫁も連れて来い。」と言ってくれた。嬉しいぜ。また一人、海外に親友ができたかな。Danke schoen! Cheers!
タグ: Gourmet, World Heritage
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