March 28, 2012
昨日はウブド在中でペインター兼ドライバーのアグンさんというおっちゃんに、キンタマーニ高原と郊外のお寺をバイクで巡ってもらった。(*写真はキンタマーニ高原のバトゥール山と湖)
彼が今回道案内してくれたアグンさん。ウブドで絵を描きながら、たまにドライバーとして観光地を案内したり、デンパサールの大学で美術の講師をしたりと、いろんな顔を併せ持つ日本語が達者な少し変わったおっちゃんだ。
まず最初に向かったのは、ウブド近郊にあるゴア・ガジャという寺院。洞窟の入口には魔女ランダのレリーフが大きな口を開けて待っている。
ゴア・ガジャとは「ゾウの洞窟」という意味で、洞窟内にはゾウの頭をした神様ガネーシャが祀られている。
そしてその反対側にはシヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマー神を表したリンガ(男根)が祀られている。
ゴア・ガジャの入口では各国の言葉で注意事項が書かれていた。ヒンドゥーの掟みたいですね。
田園地帯を通りながら次の目的地キンタマーニへ向かう。金玉ーに向かう。失礼(--;
キンタマーニのバトゥール湖。水が透き通っているのか、青々していて奇麗。
こちらはバトゥール山。標高は1,717m。麓に向かって溶岩が固まり黒くなっているのが分かる。
続いて向かったのはティルタ・エンプル寺院。訳すると「泉の湧き出る寺」だそうだ。
参拝者はまず、寺院内にある沐浴場で体を清めてからお参りするらしい。
気持ちよさげに沐浴する親子。
沐浴場でお供え物を手にお祈りする人たち。
寺院でも一心にお祈りする人々の姿が見られました。
これが寺院の名前の由来となっている、湧き出る泉。
この泉には白いうなぎが棲んでいるらしく、それを見た者は幸運になれるとか。迷信ではなく実際にいるとアグンさんは言っていた。
ちなみに寺院の上には、デヴィ夫人の旦那さんであるスカルノ元大統領の別荘があります。
最後に向かったのが山の奥にあるコーヒー屋さん。一見ただのコーヒ屋なのだが、中に入ってびっくり。
ここは世界一高級なコーヒー豆といわれる「コピ・ルアク」を取り扱っているお店だった。この「コピ・ルアク」、実はジャコウネコ(インドネシア名:ルアク)の糞から取れる豆を原料とした、別名うんこコーヒーなのだ。
そういえば、どこかの国で猫のうんこから取れる稀少なコーヒー豆がある、というのを日本のテレビ番組で見た記憶がある。それがここだったとは…(°o°;)
これがジャコウネコの餌となるコーヒー豆。
ジャコウネコは、コーヒー豆の中でも質の良い豆だけを食べる習性があるという。だから良質なうんこコーヒーができるわけだ。
これがジャコウネコのお尻から出てきたコーヒー豆を乾燥させたもの。
これをまず火で煎る。
次にそれをすり潰して細かくする。
そして完成。これ全部手作りで機械は使わないらしい。そりゃ高いわ。
せっかくなので頂いてみた。一杯50,000IDR(約450円)と高額だが、日本だとこの5倍はするらしい。自分は”違いがわからない男”なので「美味しい」としか言い表せなかった…(--;
試飲用として他の飲み物も無料でサービスしてくれた。左から、レモンティー、ジンジャーティー、ジンジャーコーヒー、朝鮮人参コーヒー、チョコレートコーヒー、ココア、バニラコーヒー、バリコーヒーの8種類。コピ・ルアクを含めてこの価格なら安く感じる。
精力をつけるためと言い、朝鮮人参コーヒーをオーダーするアグンさんw
これまで一切お土産を買ってこなかったが、今回ばかりは親に送ろうと思い、コピ・ルアクを一袋購入。100gで400,000IDR(約3,600円)だった。日本で買えばいくらするんだろう?
帰り道、刈り入れが終わった田んぼでアヒルたちを発見。放し飼いにさせることで田んぼを耕してくれるそうです。
1週間に及んだインドネシアの旅もこの日が最終日。本日は再びバンコクへ向けて移動します。
タグ: Animal, Gourmet, Local People, Nature, Shopping
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