August 21, 2012
イスラエルとヨルダンの国境にまたがる細長い湖、その名も「死海」。海抜マイナス420mという世界で最も低地にある塩水湖で、絶対に体が沈まないことで有名だ。そんな不思議な湖「死海」で、本当に浮遊できるのか実際に確かめに行ってきた。
一緒に行ったメンバーはダハブで知り合った日本人の旅人マサ君とアメリカ人のチェイス。新市街にあるセントラル・バスターミナルから出ているエンゲディ行きのバス(No.486、11:30発)で向かった。料金は往復券で63.8ILS(約1,250円)だった。
エルサレム出発から40分ほど過ぎた頃、ターコイズブルー色をした死海が見えてきた。
死海のパブリックビーチがあるエンゲディ・ビーチには1時間ちょいで到着。すでに何人かの外国人が浮遊体験の真っ最中。
オヤジが浮いてる!すげー!なんか笑えるw
そして自分も早速死海へ… ん?浮いた?浮いたよ!!クララが浮いたよ!!(゜∀゜)!
首が疲れるけど浮いた状態のまま読書もできちゃう。なんとも不思議な感覚。
そもそも死海ではなぜ浮くのかというと、水中の塩分濃度が通常の10倍の約33%もあるから。つまり、人体の質量よりも死海の塩水の質量の方が重いために体が浮くという仕組みらしい。
遠くまで泳ぎすぎてライフセーバーに怒られるチェイス。はしゃぎすぎ。
死海という名は、塩分濃度が強すぎるため生物が棲めないことから名付けられたのだとか。確かに刺激が強すぎて肛門がヒリヒリ。目に入ると地獄。ちなみに死海の沿岸には塩が固まってできた岩塩が所々に落ちてるのでお土産に持ち帰るのもイイかも。
浮遊体験をした後はパブリックビーチから4kmほど先にあるスパリゾートへ行ってみる。入場料は69ILS(約1,350円)。死海の温泉やプールなどがある、いわばスーパー銭湯のような施設だ。そしてこのスパのメインはなんといっても死海の泥が塗り放題なこと。全身に泥パックをして妖怪泥田坊の出来上がり。写真は撮ったけど見た感じキモいのでお見せできません。あしからず。というかこのスパにはプライベートビーチも付いていることに後で気づいた。パブリックビーチなんか行かずに最初っからここに来れば良かったのだ。まぁ何はともわれ死海に浮くことができたのは貴重な体験であった。
夕方、エルサレム行きのバス(最終便は19:30発)に乗り、セントラル・バスターミナルへ戻る。ショッピングモールを歩いていると、なんと青いマックを発見。なんで青なのかなーというと、ここはコシェル(食事規定)のマックだからだとか。コシェルとは旧約聖書に基づいて作られたユダヤ教の食事規定で、例えば肉類と一緒にとっていいものと悪いものがあったりするらしい。ユダヤ教ってややこしいな… ほんとイスラエルって知れば知るほど面白い国だ。
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