March 13, 2012
ペナン島は18世紀後半にイギリス人が入植した地で、東西貿易の中継点として発展してきた歴史がある。これによって、西洋、中国、イスラム、インドの文化が融合した多民族社会が形成され、その面影が今でも町並みとして残っている。(*写真はペナン市庁舎)
ジョージタウンは様々な建築様式が混在した町並みが評価され、2008年にマラッカと共に世界文化遺産として登録された。
ペナン島に初めて入植した東インド会社のイギリス人が建てたというコーンウォリス要塞。マラッカ海峡に向けて並ぶ数々の大砲が残されている。
市庁舎と同じコロニアル様式のタウンホール。ここでちょうど「WORLD PRESS PHOTO 2011」が開催中だったので暫し鑑賞することに。
ペナン島最古の中国寺院である観音時。ペナン島に入植した広東人と福建人によって建てられた寺院。ここはいつも線香の煙が立ちこめている。自分もベトナムのフエで大量購入した線香を供えておいた。
インド人街のリトル・インディア。道行く人のほとんどがインド人。あたりに立ちこめる線香の香りもインド風。
露店の料理もインド料理。うまそうなタンドリーチキンだぜい。
リトル・インディアにあるマハ・マリアマン寺院。ジョージタウンの中では最古のヒンドゥー寺院。神や女神のカラフルな彫刻が印象的。
アチェ・モスク。ここはスマトラ島のアチェから移り住んだアラブ商人が19世紀初頭に建てたモスク。
マレーシアでも最大のモスクの一つであるカピタン・クリン・モスク。19世紀初めにインド系イスラム教徒によって建てられた。
中国寺院クー・コンシー。中国福建省から渡ってきたクー氏が子孫のために建てた霊廟。屋根や外壁に刻まれた彫刻が繊細で美しかった。
漢字だらけのチャイナ・タウン。といったところでジョージタウンの散策は終了。どこかしらマカオの雰囲気に似た感じがしたのは、やはり西洋と東洋の文化が混在した町並みだからだろう。非常に興味深い町であった。明日はペナン島北部のバトゥ・フェリンギに行ってきます。
タグ: World Heritage
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