ネパール〜インド国境越え

June 08, 2012

いよいよ国を出る日がやってきた。元々は1ヶ月以内には出国する予定でいたネパール。ケガやストライキなど不運が重なり、気づけば41日間も滞在してしまった。しかし、今まで通ってきた国の中でダントツに居心地が良かった。ほんとネパールは良い国だわ。ストさえなければ。

国境の町カーカルビッタまでのバスは、カトマンズのニューバスパークを夕方5時に出発。チケットは旅行会社を通したので1,100NPR（約980円）したが、バスパークで買えば700NPR（約620円）だった。しまった。

カトマンズ〜カーカルビッタ間は、今までに体験したことのない悪路。バスが古いせいもあるが、砂利道が多くて縦揺れの振動が酷いこと。特に深夜1時〜4時頃に走った区間は相当な極悪路。結局一睡もできず、16時間かけて翌朝9時にカーカルビッタへ到着した。

まずはネパール側のイミグレ。外国人誰もおらん…。この国境ルートは人気ないのかな。

出国スタンプを押してもらい、ネパールの国境ゲートを通る。

ゲートを過ぎてしばらく歩くと長さ500mほどの橋を渡る。

橋の上からは見渡す限りの田園風景が広がる。のどかだね。

客を乗せたたくさんのリキシャたちが橋を行き交う。

橋を渡りきると、インドの兵隊さんに出入国管理局へ案内される。イミグレを終えて無事インドに入国。

インド側の国境の町であるラーニーガンジから、シリグリ行きのバスを見つけ早速乗り込む。料金は18INR（約25円）だった。

シリグリには1時間ほどで到着。早速バスターミナルへ。

ダージリン行きのバスを探し回るが、尋ねるインド人皆「バスはないよ」と返してくる。出たよ嘘つき野郎。これがインド人か（－－；

と思ってチケット売場に行くと、ほんとにバスが出てなかった（－－； ダージリンへ向かうルートが土砂崩れのため、バスは運休しているらしい。インド人よ疑ってすまん。

チケット売場のおっちゃんに乗合ジープなら可能だと教えてもらい、120INR（約170円）でなんとかダージリンへ行けることに。助かった。

ダージリンまでは霧がかった山道をひらすら登って行き、約4時間で到着。カトマンズからぶっ通しで23時間もかかった。

ダージリンは今がハイシーズン。避暑地を求めてたくさんのインド人観光客が訪れる。確かにどこ見ても金持ってそうなインド人ばかり。しかしインドに入ったにも関わらず、なぜかインドにいるという実感が湧かない。それもそのはず、ダージリンに住む人たちの多くはネパール系の住民だからだ。ダージリンはまだまだネパールの延長線上、インドの序章に過ぎない。天国なのか地獄なのか、本当のインドはこの先で知ることになるんだろうな…

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